最近
暑いんだか寒いんだか
真中はないんかい!
てな
今日この頃どうお過ごしでしょうか?
最近
ミニ金継教室in陶芸教室
をチョコチョコ開催しております。
代用うるし(新うるし)と水中ボンド(エポキシボンド)をつかった
なんちゃって金継ですが。
陶芸教室の生徒さんに
欠けた器の修繕方法を
お教えしております。
まあ陶器が
欠けるのはしょうがないですが
その人にとって
とても大事な器だとすれば
そんな事言ってられません。
ちゅうことで
焼きなおして
くっつける事もありますが
やっぱり
陶器の修繕と言えば「金継」です。
以前
このブログでも
金継教室に通い
チョコッと勉強したことを
ご紹介しましたが
結構反響がありまして
金継に興味あるかたが
とても多いと認識いたしました。
最近では東急ハンズなどで
金継セットも
お手軽にできるように
なってまいりました。
ただ
純金は高いし
本漆は
ナカナカ取り扱いが難しい。
基本的な金継の考え方は
つないだ器の傷を
漆でコーティングして
金をまく
てな単純なもんですが
じゃあ
簡単かと言えば
漆の作業後の
長期間保湿しながら乾燥する事も難しいし
なんてったって
かぶれるし。
あんまり気軽には出来ません。
という事で
陶芸教室内では
新漆(代用漆:カシュー塗料)と
エポキシボンドを使った
なんちゃって金継を
オススメしてます。
本物の漆みたいな
かぶれる危険も
少ないですし。
(全くない訳ではありません)
という事で
カンタンに作業工程を
かきだしてみました。
①まず割れた器のチェック
このチェックによって
これからの作業行程を考えます。
どのように割れたのか?
破片は揃ってるのか?
どの部分か?
食べ物をいれる時食べ物に接するのか?
口に接する部分か?
割れただけなら
水に強いエポキシボンドで
綺麗に接着し
もし破片が無いなら
エポキシボンドを
パテとして
キズを埋め補います。
そして
割れた部分が食べ物、口に接する場合は純金粉をつかいます。
でないなら
真鍮でもかまいません。
他の色が良いなら
シルバー、
黒、
色々とあるようです。
この材料を使おうかなあ・・・
てな具合に
色々と決まってきます。
②割れた部分の
汚れ、水気をよく取り
エポキシボンド(水ボンド)で接着
飛び出す部分の無いように
濡らした指で平にならします。
さらに
へらなどで余分なボンドをよく取り
一日目は終了です。
③丸一日乾燥させ
完全にボンドが硬化したのを
確認し
はみ出した余分部分は
目の細かいサンドペーパーで
陶器の肌にキズをつけないように
平に仕上げます。
指先で触ってみて
補修部が分からない位が理想です。
④ボンドのついた補修部分にだけ
漆を乗せていきます。
教室では
新漆に
うすめ液を少し足し
粘り気を少し減らし
そんで
面相のめちゃくちゃ細い筆かありましたら良いのですが
無い場合は
百均の細筆を
はさみなどで斜めに細くカットして
その細い毛先を
つかったりしてます。
虫眼鏡を覗きながら
慎重に
ボンド部分にだけ!
陶器の部分にはみ出さないように?
これがしんどい!
正確に細くできればめちゃくちゃカッコ良くできます。
はみ出るとカッコ良くなりません。
これは
気合いが勝負!
⑤少し漆が硬化するまで待ち
金粉を
補修部分に落とすように蒔きます。
ほんの少しで大丈夫!
⑥さらに
その金粉を柔らかい筆や
耳かきのうしろのポンポンなどで
綺麗に広げ
さらに柔らかい布などで抑えるように軽く磨きます。
⑦最後に
余分な金粉を
筆、歯ブラシなどで落とし完成!
細かく丁寧にやる程
仕上がり良くできちゃいます。
で
やっぱり
真鍮などの代用金と
純金は
やっぱり見た目の
金色の上品さは歴然です。
できれば純金を使いたいですね。
体に影響も心配ないですしね。
それと
あらかじめ新漆に金粉を混ぜて
金色の漆として使用する方もおられます。
漆を塗った段階で色が付き
表面の金がはがれても
影響が少なくなります。
だいたい初めての方でも
小さな補修なら
一日目20~30分
二日目1時間程度あれば
できるんでないかとおもいます。
・・・たぶん
まあ長々と書いて
参りましたが
そんな感じで
完成でございます。
金継は
温度にも弱いし
真鍮は口に入る部分には使えないし
もちろんレンジは厳禁です。
ですが
綺麗に直せたうつわは
ただの修理ではなく
さらに「うつわ」の
価値を上げると思います。
今回
金継で使用したものは全て
東急ハンズ
ホームセンターで購入いたしました。
新漆は釣り具店でも購入できるようです。
かかった金額も2~3千円ほど
本物の漆など入った
東急ハンズの
金継セットでも5~8千円ほどです。
できれば最初は
どなたか経験者の作業を
見られれば間違いありませんが
結局
あとはやってみるだけ!
みなさん
是非是非チャレンジして下さい。
ただいま募集中
NHK文化センター札幌教室の陶芸教室です。
〇
陶芸夜間講座
「よるからの陶芸」
内容: 仕事終わりに陶芸をしませんか?ゆっくり陶芸を学び
それぞれの人に合わせた作品づくりをしていきます。
開講日: (三ヶ月6回で更新 1-3月期・4-6月期・7-9月期・10-12月期 途中から参加の場合は残り開講日数により受講料がかわります。)
時間: 18:30~20:30
受講料: 11,970円 (NHK文化センター会員10,080円)
別途陶芸用小道具(1,800円程度)、材料〈粘土1キロにつき1,700円〉などがかかります。
〇毎週開講の陶芸講座
「
楽しい陶芸」
内容; 手びねり・板作りといった基本的な技法を学んで
それぞれの人に合わせた作品づくりをしていきます。
・金曜日コース 13:00~16:00(全12回予)
・土曜日コース 10:00~13:00(全12回予)
受講料: 20,160円程度
(三ヶ月12回で更新 1-3月期・4-6月期・7-9月期・10-12月期 途中から参加の場合は残り開講日数により受講料がかわります。)
別途陶芸用小道具(1,800円程度)、材料〈粘土1キロにつき1,700円〉などがかかります。
途中からの受講も大歓迎!
思い立ったらすぐご参加ください!
〇夜間隔週講座
「よるからの陶芸」
内容; 手びねり・板作りといった基本的な技法を学んで
それぞれの人に合わせた作品づくりをしていきます。
だいたい隔週金曜日 18:30~20:30(全6回予)
4-6月期開講予定日
04/05(金)・04/19(金)・05/10(金)・05/24(金)・06/07(金)・06/21(金)
受講料: 11,970円 (会員10,080円)
(三ヶ月六回で更新 1-3月期・4-6月期・7-9月期・10-12月期 途中から参加の場合は残り開講日数により受講料がかわります。)
別途陶芸用小道具(1,800円程度)、材料〈粘土1キロにつき1,700円〉などがかかります。
そのほか色々短期講座を御用意しております。
「
NHK文化センター 札幌教室」
札幌市中央区大通西4丁目道銀ビル12階 (地下鉄大通駅直結)
℡011-222-5011
〈受付時間〉 月~金曜 10:00 ~ 19:30
土曜 10:00 ~ 17:00
お申し込みは「
NHK文化センター 札幌教室」のHP、またはお電話にて受付しております。
よろしくお願いします。
〇
「札幌の大通4丁目の陶芸の教室のぶろぐ」
その陶芸教室のブログです。
教室の情報、雰囲気などを
教室講師、スタッフが書き込んだりしてます。
ぜひぜひのぞいて見てください。
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